2015年 07月 21日
マーレーコッド on FLY-1
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出発前にフライ道具を持って行くか悩んだ。
初めて訪れる場所、生態がまだよくわかっていない魚種。
フライフィッシングが開拓の釣りには向かないことは、
過去嫌というほど味わってきた。
ルアーで1週間釣っても坊主を食らうこともある・・・
そんな噂のある湖にフライは無謀だろう、
そう思いながらも、
出発寸前に10番タックルとバラ遠征で使った大きなフライを詰め込んだ。
2日目を終えて、気分は晴れ晴れとしていた。
夜の恐ろしい寒さにガタガタ震えながらも、
フライでマーレーコッドを釣るイメージが次から次へと浮かんできた。
やっと朝が来て、フライでしかもサーフェスで釣る場所はここだろう・・・
そう決めた場所へ一直線にむかう。
日が昇り、うっすらと映えるティンバーがいかにも釣れそうな雰囲気を作る。
どうだろう・・・
期待が膨らみキャストにも力が入る。
バルキーなフライにさらに、秘密のものをつける。
これでどうだ!
バラからも2バイト頂いた、このシステム・・・
活性が高い魚がいれば・・・
魚が付きそうな場所を丹念にさぐる。
始めて30分くらいたった時、
ボートまで数メートルのところで、ブワッと水面が盛り上がった。
フライには触らず、反転した大きなお腹がギラリと見えた。
すこし放っておいたが、反応なし・・・
もう一度同じラインを引っ張ってくると・・・
またモワッとなり、フライまであと数センチ?ちゅうくらいまで寄ってくる。
めっちゃ見てんじゃん! つい独り言がでてしまうw
緊張の時間は長いようで、一瞬・・・結局バイトを誘うことはできなかった。
でも、すべてが見えていただけに興奮して手が少し震えた。
ボートを流しながら次のポイントへ向かう。
ここなら・・・
This is Murray’s House!
そんな名札がついていそうなポイントが出てきた。
フライを玄関先まで入れて、思い切りノックしてやった。
あまりのうるさいノックに耐えかねたか、水面が少し動いた。
フライを止めると、反転したのが見えた。
またか・・・
なぜ食わない?
何か悪いのかなぁと思いつつも反転したところにまたフライを落とした瞬間
ズボッ!
いきなりフライが吸い込まれた。
準備してなかったため運よく? 遅アワセになり、
ビシッとラインが張った。
トルクのあるファイトで、ティンバーへ潜り込もうとする。
リールファイトをする余裕はなく、
必死にフライラインをストリップする。
ストラクチャーから離れると、コッドもやる気をなくすようで、
あとはグンッグンと重いファイトで寄ってきた。
大きいコッドを見慣れたせいか、釣った時は小さいな・・・
と思ったけど、今こうやって写真をみるとなかなかのサイズだった。
リリースして、一息つく。
勝利のコーラで祝杯をあげ、
鳥の鳴き声しかしない穏やかな空間に僕だけ・・・
恵まれすぎている環境、
あまりにも上手く行き過ぎることに少し怖くなった。
大丈夫かなオレ・・・今年の運全部使い果たしたんじゃないか・・・
予感は的中し、その後バイトは1度もなかった。
でも、これ以上はないというほどの体験だった。
翌日も釣りの予定だったけど、
もう釣る欲が出てこなかった。
フライで大きなマーレーコッドを釣るのは、
また次回のお楽しみとしてとっておいた。
I'll be back!
おわり
初めて訪れる場所、生態がまだよくわかっていない魚種。
フライフィッシングが開拓の釣りには向かないことは、
過去嫌というほど味わってきた。
ルアーで1週間釣っても坊主を食らうこともある・・・
そんな噂のある湖にフライは無謀だろう、
そう思いながらも、
出発寸前に10番タックルとバラ遠征で使った大きなフライを詰め込んだ。
2日目を終えて、気分は晴れ晴れとしていた。
夜の恐ろしい寒さにガタガタ震えながらも、
フライでマーレーコッドを釣るイメージが次から次へと浮かんできた。
そう決めた場所へ一直線にむかう。
日が昇り、うっすらと映えるティンバーがいかにも釣れそうな雰囲気を作る。
どうだろう・・・
期待が膨らみキャストにも力が入る。
バルキーなフライにさらに、秘密のものをつける。
これでどうだ!
バラからも2バイト頂いた、このシステム・・・
活性が高い魚がいれば・・・
魚が付きそうな場所を丹念にさぐる。
始めて30分くらいたった時、
ボートまで数メートルのところで、ブワッと水面が盛り上がった。
フライには触らず、反転した大きなお腹がギラリと見えた。
すこし放っておいたが、反応なし・・・
もう一度同じラインを引っ張ってくると・・・
またモワッとなり、フライまであと数センチ?ちゅうくらいまで寄ってくる。
めっちゃ見てんじゃん! つい独り言がでてしまうw
緊張の時間は長いようで、一瞬・・・結局バイトを誘うことはできなかった。
でも、すべてが見えていただけに興奮して手が少し震えた。
ボートを流しながら次のポイントへ向かう。
ここなら・・・
This is Murray’s House!
そんな名札がついていそうなポイントが出てきた。
フライを玄関先まで入れて、思い切りノックしてやった。
あまりのうるさいノックに耐えかねたか、水面が少し動いた。
フライを止めると、反転したのが見えた。
またか・・・
なぜ食わない?
何か悪いのかなぁと思いつつも反転したところにまたフライを落とした瞬間
ズボッ!
いきなりフライが吸い込まれた。
準備してなかったため運よく? 遅アワセになり、
ビシッとラインが張った。
トルクのあるファイトで、ティンバーへ潜り込もうとする。
リールファイトをする余裕はなく、
必死にフライラインをストリップする。
ストラクチャーから離れると、コッドもやる気をなくすようで、
あとはグンッグンと重いファイトで寄ってきた。
大きいコッドを見慣れたせいか、釣った時は小さいな・・・
リリースして、一息つく。
勝利のコーラで祝杯をあげ、
鳥の鳴き声しかしない穏やかな空間に僕だけ・・・
恵まれすぎている環境、
あまりにも上手く行き過ぎることに少し怖くなった。
大丈夫かなオレ・・・今年の運全部使い果たしたんじゃないか・・・
予感は的中し、その後バイトは1度もなかった。
でも、これ以上はないというほどの体験だった。
翌日も釣りの予定だったけど、
もう釣る欲が出てこなかった。
フライで大きなマーレーコッドを釣るのは、
また次回のお楽しみとしてとっておいた。
おわり
by flyfishing_aus
| 2015-07-21 16:06
| マーレーコッド(MurrayCod)