2015年 07月 12日
番外編:BigマーレーコッドBigドリーム‐2
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番外編:BigマーレーコッドBigドリーム‐1はこちらです。
とんでもない重さと グンッ! グンッ! というパワフルな引き・・・
締めたはずのドラグが少し滑る、ラインから伝わるガガッ!という嫌な感触・・・
ヤバイッ・・・ティンバーにラインを巻かれてしまうぞ(汗)
過去にこのシチュエーションで逃した数々の巨大バラ・・・
悪夢の記憶が一瞬頭をかすめる・・・
焦りと興奮でドっと噴き出したアドレナリン
今回のコッド遠征の為にとっていおいた
クロナークCI4+のドラグをマックスまで締め上げ、さらにサミング。
とにかく必死に巻きあげる。
正直なところあまりに必死で、
INAZUMAのワイヤーとフックの強度・・・
510MXHのパワー、ベンドカーブ・・・
ライン、リーダーの耐久性・・・
そんなことを考える余裕すら無く、力の限り巻き続けた。
気が付けばボートはティンバーのすぐ横まで引っ張られていた。
運よくティンバーに入られたのはほんの一瞬だけで、
すぐに引きずり出すことに成功。
この時にはラインはほぼバーチカルに近い角度になっていた。
ティンバーのほぼ真横に突き刺さっているPEライン、
油断すれば一気に持って行かれる、
フルパワーでポンピング。
グンッ! グンッ! と抵抗しつつも徐々に上がってくるコッド
ついにリーダーが見え、ユラ~っと魚体が浮き上がってきた・・・
重さから大きいのはわかっていたけれど、
想像を遥かに超えるド迫力!!
一瞬、息が止まった・・・
巨体がフワリと水面に上がってきた瞬間、
静寂を保っていた水面が爆発した。
水飛沫とありえないほど大きな反転流が水面に立ち、僕は少し怯んだ。
また下へ突っ込み、ティンバーへ向かう巨大コッド
こっちも必死に耐える。
引く力が緩んだ瞬間コッドの頭を上に向かせて一気に勝負に出る。
反転しようするコッドを強引に巻きあげ巨体がまた浮き上がった。
水面に数秒浮いたコッド、あれ?ネットインする隙がある。
ネットを用意し、水面での強引な引っ張り合いを制して
まさかのネットイン、その瞬間ネット内で大暴れ!!
とんでもない重量に危うくネットを落としそうになるが、
両手でなんとか持ち越した。
ここまで読んだ後に信じられないかもしれないけれど、
ファイトタイムは1分ほど(笑)
たぶんずっと記憶に残る1分。
高鳴る心臓の音、乱れた呼吸、アドレナリンラッシュ・・・
ネット内に横たわる巨大マーレーコッド
これを夢見てここまで来たんだけど、
いざ本物を見ると非現実的な現実。
ボートを岸にあげて魚を水に入れつつ、写真を撮った。
写真を撮っている間は死んだように動かないコッド
ローカルが言うには死んだふりをするらしい(笑)
リリースされるのがわかっているように、
水中で手を離した瞬間、爆発するように泳いで行った。
雲一つない空の向こうに日は沈み、
澄んだ空と鏡のような湖面に月が映え、
冷えた空気があたりを包んだ。
溢れる達成感に酔いしれてボートを走らせる。
僕の脳を支配していた夢見がちな少年が言った。
あー楽しかった。
つづく
Rod:Fishman Brist 510MXH
Reel:CHRONARCH CI4+ 150HG
Lure:DrancKrazy Inazuma Spinnerbait 1oz 金黒(Gold,Black)
巨大コッドがかかってから僕がしたことと言えば・・・強引に巻いただけ(笑)
道具たちがしっかりと仕事をしてくれました。
Brist510MXH:パワフルかつしなやかなベイトロッド、今回の30KG級のコッドもほぼ1分で決着。軽いルアーも投げれるし、ルアーの操作性もいいです。お勧めのロッドですが・・・発売してもすぐに完売みたいです。もし運良くお近くの釣り具屋で見つけたらぜひ振ってみてください。しなやかだが強烈な張りの意味がわかると思います。
Inazuma1oz:スローに巻いてもしっかりとブレイドが回り、強靭なワイヤー、フックは強引なファイトにもビクともしませんでした。大物狙いには特に頼りになるルアーです。(大物狙い用にはアシストフックは変えたほうがよいかもしれません。)
ありがとうございました。
締めたはずのドラグが少し滑る、ラインから伝わるガガッ!という嫌な感触・・・
ヤバイッ・・・ティンバーにラインを巻かれてしまうぞ(汗)
過去にこのシチュエーションで逃した数々の巨大バラ・・・
悪夢の記憶が一瞬頭をかすめる・・・
焦りと興奮でドっと噴き出したアドレナリン
今回のコッド遠征の為にとっていおいた
クロナークCI4+のドラグをマックスまで締め上げ、さらにサミング。
とにかく必死に巻きあげる。
正直なところあまりに必死で、
INAZUMAのワイヤーとフックの強度・・・
510MXHのパワー、ベンドカーブ・・・
ライン、リーダーの耐久性・・・
そんなことを考える余裕すら無く、力の限り巻き続けた。
気が付けばボートはティンバーのすぐ横まで引っ張られていた。
運よくティンバーに入られたのはほんの一瞬だけで、
すぐに引きずり出すことに成功。
この時にはラインはほぼバーチカルに近い角度になっていた。
ティンバーのほぼ真横に突き刺さっているPEライン、
油断すれば一気に持って行かれる、
フルパワーでポンピング。
グンッ! グンッ! と抵抗しつつも徐々に上がってくるコッド
ついにリーダーが見え、ユラ~っと魚体が浮き上がってきた・・・
重さから大きいのはわかっていたけれど、
想像を遥かに超えるド迫力!!
一瞬、息が止まった・・・
巨体がフワリと水面に上がってきた瞬間、
静寂を保っていた水面が爆発した。
水飛沫とありえないほど大きな反転流が水面に立ち、僕は少し怯んだ。
また下へ突っ込み、ティンバーへ向かう巨大コッド
こっちも必死に耐える。
引く力が緩んだ瞬間コッドの頭を上に向かせて一気に勝負に出る。
反転しようするコッドを強引に巻きあげ巨体がまた浮き上がった。
水面に数秒浮いたコッド、あれ?ネットインする隙がある。
ネットを用意し、水面での強引な引っ張り合いを制して
まさかのネットイン、その瞬間ネット内で大暴れ!!
とんでもない重量に危うくネットを落としそうになるが、
両手でなんとか持ち越した。
ここまで読んだ後に信じられないかもしれないけれど、
ファイトタイムは1分ほど(笑)
たぶんずっと記憶に残る1分。
高鳴る心臓の音、乱れた呼吸、アドレナリンラッシュ・・・
ネット内に横たわる巨大マーレーコッド
これを夢見てここまで来たんだけど、
ボートを岸にあげて魚を水に入れつつ、写真を撮った。
写真を撮っている間は死んだように動かないコッド
ローカルが言うには死んだふりをするらしい(笑)
リリースされるのがわかっているように、
水中で手を離した瞬間、爆発するように泳いで行った。
雲一つない空の向こうに日は沈み、
澄んだ空と鏡のような湖面に月が映え、
冷えた空気があたりを包んだ。
僕の脳を支配していた夢見がちな少年が言った。
あー楽しかった。
つづく
Reel:CHRONARCH CI4+ 150HG
Lure:DrancKrazy Inazuma Spinnerbait 1oz 金黒(Gold,Black)
巨大コッドがかかってから僕がしたことと言えば・・・強引に巻いただけ(笑)
道具たちがしっかりと仕事をしてくれました。
Brist510MXH:パワフルかつしなやかなベイトロッド、今回の30KG級のコッドもほぼ1分で決着。軽いルアーも投げれるし、ルアーの操作性もいいです。お勧めのロッドですが・・・発売してもすぐに完売みたいです。もし運良くお近くの釣り具屋で見つけたらぜひ振ってみてください。しなやかだが強烈な張りの意味がわかると思います。
Inazuma1oz:スローに巻いてもしっかりとブレイドが回り、強靭なワイヤー、フックは強引なファイトにもビクともしませんでした。大物狙いには特に頼りになるルアーです。(大物狙い用にはアシストフックは変えたほうがよいかもしれません。)
ありがとうございました。
by flyfishing_aus
| 2015-07-12 09:20
| マーレーコッド(MurrayCod)